Cansell株式会社は2月13日、同社が運営する宿泊予約の売買サービス「Cansell」において、日本国内の全ホテルおよび旅館を対象に、「無断キャンセル無料相談窓口」を開設した。
無断キャンセルに関するアドバイスを提供
今回設置した相談窓口では、宿泊施設が、無断キャンセルに関連するトラブルについて電話で無料相談ができる。
相談では、キャンセルポリシーの表記方法や、無断キャンセルをした客に対する適切な連絡方法など、「Cansell」がこれまで蓄積してきた知識やノウハウを共有する。また、必要に応じて、同社が提供するキャンセル保証サービスの紹介なども行う予定だ。
相談窓口の電話番号は050-1744-2046。対応時間は、平日9時から17時までとなっている。
ユーザー間で宿泊予約を売買・譲渡
「Cansell」は、都合によりキャンセルをしなければならない宿泊予約を、ユーザー間で簡単に売買できるサービス。2016年9月に開始した。
直前で宿泊予約をキャンセルする場合、通常はキャンセル料が発生することが多いが、その宿泊施設に同じ日程で泊まりたいユーザーに販売または譲渡することで、キャンセル料支払いの悩みを軽減することができるという。
宿泊予約を販売する場合には審査を通過する必要があり、予約した値段よりも高い値段で売ることはできないなどの制限も設けている。
多発する無断キャンセルが問題視
同社によれば近年、インターネット上でホテルや旅館の宿泊予約が完結できるようになったことで、ポイント狙いなどを目的とした宿泊の無断キャンセルが多発し、業界全体における問題となっているという。
この無断キャンセルは、ホテルや旅館など宿泊施設側に経済的ダメージを与えることから、同社はその問題解決のための一助として、同サービスの提供を開始したという。
同社は今後も、宿泊施設が安心して事業に取り組めるよう、様々なサービス展開を通じて支援していきたいとしている。
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