株式会社OKANは、働き「つづけられる」組織をつくる、人材定着のための組織改善サービス「ハイジ」を、2月18日より全国の企業向けに提供を開始した。
同社では「働く人のライフスタイルを豊かにする」をミッションに掲げ、ぷち社食サービス「オフィスおかん」の運用に加え、新たに人材定着のための組織改善サービス「ハイジ」の展開をスタートした。
従業員が離職せずに働き続けられる環境が求められる
健康・育児・介護など、さまざまな問題によって、従業員が離職せざるを得ないケースも少なくなく、「働きたいけど働けない人」が多くいるのが今の日本社会の実情だ。
一方、事業者としても、従業員が辞職したら次の人材を採用しなくてはならないが、労働人口の減少などを受け、スムーズな採用が困難になってきている。
いかに採用するか?という視点だけでなく、いかに離職せず自社で長く働いてもらうか?という「リテンションマネジメント」について考える必要が出てきている。
より導入しやすくなることを目指して「ハイジ」が無料化
そこで同社では、日本社会が抱える望まない離職という問題の解決に向けて、「ハイジ」の無料化に踏み切った。導入の障壁を低くすることで、導入スピードを加速することが狙いだ。
「ハイジ」では、PCやスマートフォンで従業員にアンケート調査を実施できる。調査結果のレポートから、人材定着と関連の深い「チームワーク」「多様な働き方に関する理解」「適正な労働時間」などの項目をまとめ、従業員の人材定着推進、離職率の低下を支援するための組織課題を可視化する。
結果レポートの閲覧までのシステム利用料は無料。有料オプションとして、結果の施策の検討をテレビ会議でサポートする「伴走支援プラン」や、PC/スマートフォンでの回答が難しい環境の場合に、紙でアンケートを実施できる「質問紙調査プラン」がある。
無料かつ短時間で分析が可能になるだけでなく、問題の解決策の成果を継続的に測ることができる。組織全体の状態を長期的に俯瞰して、問題の改善にあたる手助けとなってくれそうだ。
■機能詳細
【ユーザ向け】
・Webでのアンケート回答(10分)*PC、スマホ対応メールアドレス無しの場合もOK
・紙でのアンケート回答(※オプション料金)
【管理者向け】
・拠点別、部門別、属性別等のレポート(ドリルダウン可能)
・時系列での変化レポート
・(予定) 拠点別・部署別に適正化されたPDF帳票出力
今後は、組織課題の可視化にとどまらず、課題に合わせた解決策の提案機能を拡充したり、企業データと個人データの照合による採用マッチ度の可視化サービスの実装などを予定しているという。
望まない離職を減らすことは、雇用者の生活を守るだけでなく、企業の持続的な経営にとっても有意義だろう。
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