東洋製罐グループは2月17日、社会課題解決プロジェクト「OPEN UP! PROJECT」の第3弾として、容器で日本人の減塩に貢献する「ソルトーフカップ(Salt Off Cup)」を発表した。
日本人が抱える食塩の過剰摂取という課題に着目して株式会社おいしい健康と共同開発した、自然に減塩に取り組める3種類の豆腐容器だという。
食品でなく「容器」で減塩へ
厚生労働省が発表した「平成30年 国民健康・栄養調査結果の概要」によると、日本人の1日あたりの食塩摂取量の平均値は10.1グラム。
近年、減塩への意識が高まっているものの、WHOが推奨する食塩摂取量(1日あたり5グラム未満)にはまだまだ届かないのが現状だという。
こうした背景を受け、同グループが創業100年で培ってきた技術力とノウハウを活かし、食品だけでなく、容器という新しいアプローチから日本人の減塩に貢献できないかと考え、同容器を開発したそうだ。
量る・見える・魅せるの3容器
「ソルトーフカップ(Salt Off Cup)」は、ハカル・ミエル・ミセルの3種類。
ソルトーフカップ・ハカル
「大さじ1」「小さじ2分の1」など、液体の量が一目で分かる目盛付き豆腐容器。捨てずに保管すれば、計量容器として使用できる。
ちょっとの工夫で計量という習慣が身に付き、醤油のかけすぎを防ぐことで、豆腐本来の味を最大限引き出す。
ソルトーフカップ・ミエル
数字の「1」「2」「3」の形をしたくぼみが施されている。
「1」のくぼみには1cc、「2」には2cc、「3」には3ccがぴったり入るよう設計。容器内の豆腐自体にも数字のくぼみができ、かけた醤油の量が一目で分かる。
ソルトーフカップ・ミセル
和柄のくぼみを施した、見た目を楽しみながら自然に減塩できる容器。
1cc程度の醤油をかけると綺麗な和柄模様が豆腐の表面に出現。上面全面に施されたくぼみにより、醤油が豆腐全体に行き渡ってとどまるので、少ない醤油の量でも美味しく食べることができるという。
今後、食品メーカーなどと協業して商品展開を行っていく予定だという。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう