ビッグデータを基に市場戦略を支援する株式会社True Dataは2月20日(木)から、食品・日用品メーカーや小売業など向けに、購買データと気象データを掛け合わせて季節商品の売れる時期を予測するレポートサービス「商品前線」を本格提供する。
商品の売れる時期がわかる「商品前線」
True DataはもともとスーパーやドラッグストアにPOS分析システムなどを提供してきた企業で、日本最大級5000万人規模の購買データを保有している。
商品前線はそのデータを統計化して過去3年分の気象データと気象庁が発表する3カ月予報を掛け合わせて流通気象コンサルタント監修のもと様々なデータを提供するサービスだ。
商品前線地図でその地域の売れ行き予測が分かりやすくなれば、業界単位で季節商品の販売にあたることができるという。
売り上げが下降する時期もわかるので在庫の調整などにも役立つとしている。あの商品はいつ売れる!?
たとえば「焼き肉のたれ」。焼き肉のたれは最高気温が15度を超えるようになるころから売り上げが伸びる。
例年であれば3月中旬ごろ「焼き肉のたれ」前線が北上するが、今年は高めの気温が続くため、例年より半月ほど早く到達するそうだ。
ドレッシングも同じような理由で例年2月中旬以降に北上するが、こちらも今年は北上が少し早まる予想だ。
気候や時期を見極めて効果的な売り場づくりをすることで、在庫管理の効率化や機会逸失を防ぐことができそうだ。
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