株式会社本田事務所は3月2日から、PR代理店の株式会社ベクトルと共同で、成長型PR(パブリックリレーションズ)人材データベース「SCALE Powered by PR」を運営する。
独自のPR人材評価モデル
「SCALE Powered by PR」は、主にフリーランスや副業のPRパーソンと、PR領域における課題を抱える企業とをマッチングするサービスだ。
同サービスにおける最大の特徴は、広島市立大学の河炅珍准教授による監修協力を得て独自に開発をした、優秀なPRパーソンの要件となるコンピテンシー(行動特性)モデル。同社によれば、現在日本には広報PR領域における人材教育プログラムは存在するものの、コンピテンシーに相当するものはなかったという。
このモデルは、マインドセット、スキル、ナレッジの横軸と、マルチ憑依力や見立て力などといった5つの要素の縦軸で構成。新しいPR人材評価指標として、企業とのマッチングに役立てることができる。
また、登録PRパーソンがスキルアップできる場として、4月から広報PR、マーケティング、およびメディアの領域で活躍する客員講師陣による教育プログラムを用意。同データベース登録者は無料で受講ができるという。
PR業界全体のレベルアップ目指し
本田事務所によると、近年は広報や宣伝などを含む「PR」に取り組む企業が増えつつあり、ニーズにマッチしたフリーランスを活用するなど、その機能の確保手段は多様化しているという。
しかし、企業が独自に最適な人材を見つけ出すことは難しく、またフリーランスとして活動するPRパーソンにとっても、自身のスキルを最大限に活かし、かつ成長し続けることができる場を見つけることが困難であるという現状もあるようだ。
同社は「SCALE Powered by PR」を通じ、フリーランスや副業として活動するPRパーソンと、PR業務の委託を希望する企業を繋げるだけでなく、独自の教育カリキュラムを提供しスキルアップする場を用意することで、日本のPR業界全体のレベルアップを目指す。
※「U-NOTE」を運営する株式会社PR TIMESは、株式会社ベクトルのグループ会社です。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう