日本貿易振興機構(ジェトロ)は2月3日、インバウンド客が増加する羽田空港国際線ターミナル出国エリア内で、15都道府県20社を対象とした「クールジャパン商材のプロモーション&デジタルマーケティング」を2月10日から実施すると発表した。
店内導線データや棚前での行動データを収集
プロモーション参加商品は、特設会場「Essence of Japan –Mastery Collection- HANEDA and JETRO creation」に設ける各社専用の棚で展示販売する。
店舗内を俯瞰するネットワークカメラを設置し、店内導線データおよび棚前での行動分析技術を用いた消費者行動データを収集する。
これらのデジタルデータに加え、購入商品・国籍・年代・性別などのデータを収集、定性データとして来店者へのインタビューを行う。
分析したデジタルデータは、海外展開のためのマーケティングデータとして参加事業者へフィードバックするとともに、今後の海外展開についてアドバイスを行う。
デジタルマーケティングの方法について
店舗内を俯瞰するネットワークカメラで来店者の店内動線を把握し、次のような値を計測する。
比較により商品への関心度を計測
最終的に商品Aを購入した来店者が購入を決定するまでの過程で、他のどの商品と比較していたのかを推計して、商品へ関心度を計測する。
強い興味を示した来店者数を計測
各棚前で来店者の棚への「手伸ばし行動」を測る。
商品を見るだけでなく、実際に棚に手を伸ばすという行動を起こした来店者数を把握することで、その商品に対するより強い興味・関心を示した来店者数を計測する。
滞留時間の長さで商品への関心度を計測
ネットワークカメラを搭載したタブレットを各事業者の商品棚に設置し、各棚前の来店者数、来店者の属性(性別・年代)および滞留時間(秒単位)を計測する。
これにより、来店者の数と滞留時間の長さを商品への関心度として推計する。
デジタルマーケティングへの参加事業者は、参加事業者一覧で確認できる。
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