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Googleマップ誕生から15年、ミッションの変化とは?

長澤まき

2020/02/12(最終更新日:2020/02/12)


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Googleマップはどのような道を歩んで来て、これからどのように進化するのか。

Google Japanは2月6日から7日に、公式ブログでGoogleマップの15年の振り返りとこれからの15年についての考えを公開した。

Googleマップ誕生から15年、ミッションの変化とは? 1番目の画像
イメージ画像/Adobe Stock

2005年2月8日に誕生

Googleマップは今から15年前に、「人々の移動を助ける便利な方法になる」という考えのもと、“A地点からB地点に行く”を助ける新しいソリューションとして登場した。

15年の道のりの中で、特に重要でエキサイティングだったのは、次の瞬間だという。

・2005年2月8日 Googleマップ誕生。デスクトップ向けに公開
・2005年6月 衛生画像を活用した地図サービス「Google Earth」登場
・2005年6月 開発者がアクセスできる「Google Maps API」を発表
・2005年12月 オレゴン州ポートランドが「Trip Planner」を利用できる最初の都市に
・2007年2月 米国30以上の都市でリアルタイム交通状況を公開
・2007年5月 「ストリートビュー」を公開
・2007年11月 デスクトップからスマホへ拡大(2008年に最初のAndroidアプリが公開、2012年にはiOSアプリも誕生)
・2009年10月 Googleマップアプリにターンバイターン方式のナビゲーションを導入
・2012年6月 ストリートビューの撮影機材として「トレッカー」を導入
・2014年5月 レストラン・バー・ホテルの営業時間・評価・価格などの情報を検索する機能を追加
・2014年6月 「Googleマイビジネス」が登場
・2015年11月 オフラインマップの提供を開始
・2015年11月 「ローカルガイドプログラム」を導入
・2018年3月 車椅子でアクセス可能なルートを公開
・2019年2月 経路を現実世界に重ねて表示する「ライブビュー」を公開

長年にわたって系統立てて機能を追加したことで、Goolgeマップは単なるナビゲーション用ウェブサイト以上の存在へと進化。

現在、220以上の国と地域を地図に収め、約2億の場所と企業の情報を公開。世界中で毎月10億人以上の人々が同サービスを利用しているそうだ。

シームレスな体験の提供が課題の1つ

当初は「現在地から目的地までどうやって行くか」に焦点を当ててきたが、今ではそれだけではなく「行きたい場所を探し、目的地ですることを見つける」を支援することがミッションになっているという。

電車の駅まで歩き最終目的地まではライドシェアを使うなど、一度の移動に複数の交通手段を使う人が増えている中、異なる移動手段をつなげて到着時間を表示することで、よりシームレスなユーザー体験を得られるようにすることが、次の課題の1つだそう。

また、ローカル情報が反映され、ユーザーが自分にあった場所や体験を見つけることができるものが本当に役立つ地図と考え、過去数年にわたってその実現を目指してきたという。

スマートフォン版では、2月上旬から新しいアイコンに切り替わっているGoogleマップ。同社は、限りなく詳細で常に変化する現実の世界を地図に収める取り組みに、終わりはないとしている。


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