リスク・マネージメントに関する情報提供サービスを展開する鎌倉コーポレーションは2月7日、1%超のデフォルト確率を有する企業の割合を示す「鎌倉企業倒産予測インデックス」が14.92%まで上昇したと発表した。
倒産確率の指標 鎌倉企業倒産予測インデックス
「鎌倉企業倒産予測インデックス」は、上場企業4万500社中で1%を超えるデフォルト確率を有する企業の割合を示した指標だ。
インデックスの上昇は”信用度の低下”を意味し、インデックスの下落は”信用度の改善”を意味する。
1月度企業倒産予測インデックスが14.92%
2020年1月度の「鎌倉企業倒産予測インデックス」は、2.02%ポイント上昇して14.92%に悪化した。
企業倒産予測インデックスは、1990年から計測されており、14.92%という数字は過去の企業信用度と比較して34番目となる。
2020年1月度の「鎌倉企業倒産予測インデックス」の内訳は次のとおりだ。
●デフォルト確率1%~5%の企業の割合:11.73%(前月比1.64%上昇)
●デフォルト確率5%~10%の企業の割合:1.93%(前月比0.09%上昇)
●デフォルト確率10%~20%の企業の割合:0.96%(前月比0.18%上昇)
●デフォルト確率20%超の企業の割合:0.30%(前月比0.11%上昇)
全ての確率区分において、デフォルト確率が上昇しているが、最も上昇幅が大きい確率区分は、デフォルト確率1%~5%の企業のカテゴリーだ。
このことは、問題の初期段階のストレスを抱えている企業の数が増加していることを示している。
最も倒産リスクの高い企業トップ10
2020年1月時点で最もリスクの高い企業リストに含まれる10社のうち、6社が米国企業、2社がスペイン、残りルクセンブルグ企業と英国企業だった。
最もリスクの高い企業10社 — 1年以内KDPまた、最もリスクの高い企業のうち6社が、エネルギー関連企業という結果となった。
鎌倉コーポレーションのWebサイトは次のURLとなっている。
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