株式会社SPACE WALKERと東レ・カーボンマジック株式会社は2月3日、有翼ロケット実験機WIRESの構造設計および解析に関する契約を締結したと発表した。
科学実験用サブオービタルスペースプレーン打ち上げを目指す
今回、両社が結んだのは、再使用型有翼ロケット実験機「WIRES#013・#015」の機体構造に関する基本設計および共用構造等に関する詳細設計の契約だ。
SPACE WALKERは現在、2022年中の打ち上げを目標に、東京理科大学宇宙システム研究室や各パートナー企業と共同で、科学実験用サブオービタルスペースプレーンの開発を行っている。
複合材製の推進薬タンク等の技術実証に
サブオービタルスペースプレーンの技術実証機となるのが、再使用型有翼ロケット実験機WIRES(WInged REusable Sounding rocket)#013・#015だ。
SPACE WALKERは、WIRES#013・#015の研究開発において、SPACE WALKERは、航法誘導制御システムや複合材製の推進薬タンク等の技術実証を計画している。
炭素繊維複合材の製品開発で実績がある東レ・カーボンマジックの協力を得て、計画を円滑に進める狙いだ。
今後、両社は「メイドインジャパンのサブオービタルスペースプレーン」の開発を進めていくとしている。
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