地域の困りごとをお手伝い(仕事)しながら旅ができるマッチングプラットフォーム「おてつたび」を運営する株式会社おてつたびは、宮城県石巻市・岩手県釜石市・三重県尾鷲市の3地域において水産にまつわる「おてつたび」をスタートする。
「おてつたび」に水産業が加わるのは初めて。第1弾として1月31日から、宮城県石巻市でのワカメを刈り取る仕事の募集を始めた。
人手不足に困る地域と若者をマッチング
「おてつたび」は、地域の短期的・季節的な人手不足で困る事業者と、「知らない地域へ行きたい」「仕事をしながら暮らすように旅したい」と思う地域外の若者をマッチングするweb上のプラットフォーム。
報酬を得ながら地域を旅することができるので、通常より旅費を低く抑えることが可能に。
また、自分のできることや得意・スキルを活かしたお手伝いを通じて地域に入り込み、地域の人と深い関係を築いて地域の関係人口を創出するという、新しい形の旅を提案している。
これまでは収穫時の農家やハイシーズン時の旅館等での実施が中心だったが、登録する若者から水産業でのおてつたびに興味関心を持つ声が多数届いていたそう。
そこで、水産業における深刻な人手不足解消のファーストステップとして、まずは短期的・季節的な人手不足を中心に水産業に関わるきっかけを多数創出したいと思い、今回の実施に至ったそうだ。
現地事業者とコラボ、出会いの契機を創出
第1弾として、東北の若手漁師集団フィッシャーマン・ジャパンの協力を得て、宮城県石巻市で「わかめ刈り取り・収穫のお手伝い」を実施する。
現地事業者とコラボし、水産業での人手不足を人と人が出会うチャンスに変えていく。
今後は、岩手県釜石市の「NPO法人アラマキ」と三重県尾鷲市の「株式会社ゲイト」とも連携を進めつつ、徐々に事業者を増やしていくという。
水産業界に興味や関心がある人は、応募してみてはいかがだろうか。
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