文字コードの国際規格を管理する非営利団体・ユニコードコンソーシアムは1月29日、既存の絵文字に117の新しい絵文字を追加した「Emoji 13.0」を公開した。
Unicodeが時代に合った絵文字117を追加
同団体が規格化に力を入れていることの一つが「絵文字」だ。表情、気候、乗り物や建設物、食べ物や飲み物、動物など、現段階ですでに様々な文字があり、コンピューター上で簡単に使用ができるようになっている。
そして今回、新しく117の絵文字が仲間入りした。涙を流す笑顔、北極熊、フォンデュ、トランスジェンダーの旗などに加え、新しい人物絵文字が増えている。
男性が赤ちゃんにミルクを飲ませているものや、男性の花嫁姿、女性の花婿姿など、時代のニーズに応えるかたちとなっているのが印象的だ。
発表によれば新しい絵文字は、専用サイト(英語)で閲覧することができるが、ここに表示しているのはサンプルに過ぎないという。携帯電話やパソコンなどのメーカーによって、採用する絵文字の詳細が異なるためだ。
新しい絵文字は2020年3月10日にリリース予定となっており、9月~10月頃に実際に使用できるようになるという。
特殊言語をコード化
ユニコードコンソーシアムは、様々な特殊文字をインターネットで利用ができるようにコード化し、保護する役割を担っている。
従来の文字エンコードでは、世界中の全ての言語を網羅していたわけではなかったが、インディアン部族の言語・チェロキー語や、モンゴル語、古代エジプトの象形文字なども、同団体がコード化を実現し、コンピューター上で使用することができるようにしてきた実績がある。
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