長崎県五島市は、ジビエ肉活用と地域捕獲隊の育成を担う「地域おこし協力隊」を公開募集している。応募締切は2月7日(金)。
若い移住者が増えている長崎県五島市
長崎県五島市は、美しい砂浜などの自然景観と、世界文化遺産に登録された文化的歴史的資産を併せ持つ自治体だ。
人口は3万6696人(2019年12月末現在)の小さな自治体だが、年間移住者は200人以上にものぼり、うち7割以上が30代以下の若者。昨年は、転入者数が転出者数を33人上回り、離島自治体としては珍しい「社会増」を達成した。
「地域おこし協力隊」を1名募集
「2020年版 住みたい田舎ベストランキング」小さなまち総合部門で9位にランクインするなど、若い移住希望者に注目される五島市では、今回「地域おこし協力隊」を1名募集している。
活動内容としては、「ジビエ肉を活用した有害鳥獣対策」がメインとなり、「わなで捕獲されるシカ・イノシシの食肉利用に適した処理技術を、市民間に根付かせる」「被害地域で組織している捕獲隊内での捕獲・処理に対する機運の醸成及び捕獲を通した地域コミュニティの活性化、活動を通じて地域への定住・定着を図る」ことが大きな目的となる。
応募対象者の条件として「3大都市圏をはじめとする都市地域等に在住し、採用後、五島市に生活の拠点を移し住民票を異動できる人」「集落に物怖じせずに積極的に入っていけるコミュニケーション能力をもつ人」「解体経験があり、都道府県知事による狩猟免許(わな猟免許)を受けている人」など、さまざまな条件が掲げられているので、詳しくは募集HPをチェックしてもらいたい。
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