アイチューザー株式会社は1月28日、大阪府吹田市と提携し、市民に対し市の環境配慮方針に則った電力会社への切り替えを促す事業を開始した。
家計にとっても電気代が割安になることがあるという。
市から全国へ再エネ導入拡大を目指す吹田市
吹田市は公共施設において、環境配慮型の電力調達を行っており、吹田市のみならず全国の再生可能エネルギー(再エネ)導入拡大を促進する方針を掲げている。
吹田市民に対しても環境配慮型の電力会社の利用を促し、FIT電気を含む再エネ調達比率の高い小売電気事業者からの電気の供給を増やそうとしている。
市が計画実現のため、アイチューザーと連携して実施するのが「みんなで簡単 やさしい 電気の切替キャンペーン」だ。
環境に配慮した電力調達と電気代節約を両立
「みんなで簡単 やさしい 電気の切替キャンペーン」では、アイチューザーが自然由来の電気に対する関心が高く、割安な電気への切替を希望する一般家庭や個人事業者を募る。
同時に、再エネを中心とした電力を提供する小売電気事業者も募集する。
多くの切り替え希望者を募ることで購買力を高め、小売電気事業者のうち入札で最安値を提示した業者を選定する仕組みだ。
4人世帯の一般的なケースでは、電気の切り替えにより家計の電気代を年間約1万円節約できるという。
「みんなで簡単 やさしい 電気の切替キャンペーン」実施スケジュール
1月28日 (火):切り替え希望者の参加登録開始
2月28日(土) :切り替え希望者の登録期間締め切り
3月中旬 :アイチューザーから落札料金の見積もりを切り替え希望者に提示
4月16日(木)まで :切り替え希望者は契約切り替えを判断、順次切り替えを実施
再エネが電力に占める比率は、現在約15%だが、政府は2030年に22~24%まで高める方針を掲げている。
アイチューザーは、割安な再エネ電気の普及を通じて、目標達成に貢献したいとしている。
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