Webメディア「みんなの試作広場」を運営する日立ハイテクノロジーズと三重県松阪市の地銀・第三銀行は1月23日、ビジネスマッチング契約を締結したと発表した。
中小企業は技術力やノウハウを持ちながら情報発信に難
中小企業を中心とした材料メーカーや加工・計測事業者は、長年培った高い技術力やノウハウを持っているものの、Webサイト等のデジタルメディアを通じた情報発信の機会がなく、自社の技術力や製品の魅力が認知されにくかった。
このため、新製品の試作開発を行っている製造業の研究開発部門へのアプローチに乏しく、ビジネス拡大のためには情報発信の機会を増やす必要があった。
試作に必要な知識や情報を発信する「みんさく」
日立ハイテクノロジーズは、研究開発現場における試作に必要な基礎知識や技術動向に関する情報を発信するWebメディア「みんなの試作広場」(みんさく)を運営している。
「みんさく」は、研究者や設計開発者向けに試作開発のヒントになるアイデア・技術・製品などをわかりやすくまとめ、研究開発現場での試作をサポートする情報を提供している。
中小企業と製造業の研究開発部門をつなぐパイプに期待
日立ハイテクノロジーズと第三銀行が締結したビジネスマッチング契約とは、金融機関が自行の取引先企業をビジネスパートナーとして紹介できるサービスのことだ。
ビジネスパートナー企業は、事業拡大や事業強化など経営課題解決のチャンスが確保できる。
今回のビジネスマッチング契約により、第三銀行の持つ幅広いネットワークを通じて、第三銀行の顧客に「みんさく」を紹介し、材料メーカーや加工・計測事業者の持つ技術や製品を紹介する機会として活用されることが期待できるという。
製造業の研究開発部門とをつなぐパイプの役割を果たすとともに、三重県を中心とした各地の地域活性化にも貢献したいとしている。
Webメディア「みんさく」へは次のページからアクセスできる。
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