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「がんばろうKOBE」阪神淡路大震災から25年、神戸新聞に心温まる紙面が登場

白井恵里子

2020/01/23(最終更新日:2020/01/23)


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神戸新聞は1月17日、阪神淡路大震災から25年を迎えるタイミングで、25年間震災復興を願う合言葉であった「がんばろうKOBE」を強く打ち出した広告を掲載した。

広告には、数日のクラウドファンディング告知で集まった84人の賛同者や、神戸ゆかりの著名人数人の名前が入っている。

阪神淡路大震災から25年。1月17日付の神戸新聞に「がんばろうKOBE」をテーマにした心温まる紙面が登場 1番目の画像

復興への合言葉「がんばろうKOBE」

阪神淡路大震災が起きた1995年1月17日。この日に大きなダメージを受けた神戸市の被災者たちを勇気づけるため、プロ野球球団のオリックス・ブルーウェーブは、ユニフォームの右袖に「がんばろうKOBE」のワッペンを付け、「優勝」という目標を掲げた。イチロー選手もまた、その一員だった。

オリックス・ブルーウェーブはその年、パ・リーグで実際に優勝を勝ち取り、ファンのみならず、神戸市民に勇気と希望を与えた。以来、「がんばろうKOBE」は復興への合言葉として、25年間語り継がれてきたのである。

がんばろうKOBE25年のありがとうプロジェクト

今回、「がんばろうKOBE」という言葉が生まれてから四半世紀を迎えるにあたり、有志が集って立ち上げた「がんばろうKOBE25年のありがとうプロジェクト」は、クラウドファンディング「A-port」にて、新聞広告の賛同者を募集。わずか数日間の掲載にも関わらず、84人が集まった。

同プロジェクトでは、25年分の「ありがとう」と「神戸は元気です」を届けるために、元プロボクサー長谷川穂積氏や元フジテレビアナウンサー田中大貴氏など、神戸ゆかりの著名人数名と、賛同者84人の名前を、1月17日付け神戸新聞の広告紙面に掲載した。

阪神淡路大震災から25年。1月17日付の神戸新聞に「がんばろうKOBE」をテーマにした心温まる紙面が登場 2番目の画像
長谷川穂積氏

中央には大きく「がんばろうKOBE」の文字が並び、「BE」を良く見るとイチロー選手の背番号「51」が見えるという仕掛けも施した。

この広告紙面を目にした読者らは、SNSで「がんばろうKOBEを永遠に語り続けましょう」「時代を超える合言葉」「自分の名前が本当に載っている・・・(中略)参加して良かった」などと多くのコメントを投稿しており、大きな反響を呼んだ広告となった。


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