ユニファ株式会社は1月20日、最新技術を活用した次世代型保育園「スマート保育園」の本格展開を目指し、モデル園の募集を全国で開始することを発表した。
保育士により良い労働環境を
同社によれば近年、子どもを乳児期から保育施設に預けて働きに出る世帯が増えている一方で、過酷な労働環境や責任の重さなどによる保育士不足が課題となっているという。
そこで同社は「子どもを一番近くで見守る保育士」が、やりがいを持って安心して働くことができる労働環境の整備を最優先とし、「スマート保育園」こそがその解決策だと提案。保育士のみならず、保育を受ける子どもやその保護者も恩恵を受けることができるとして「スマート保育園」の本格展開を目指して活動している。
イメージ写真/Adobe Stock次世代型保育園「スマート保育園」
「スマート保育園」とは、最新技術を活用したサービス導入により、園児の安全、保護者の安心、および保育業務の負担軽減を実現する次世代型の保育園。保育士の抱える事務作業などを軽減することで、心と時間に余裕が生まれた保育士が、園児とより多くの時間一緒に過ごすなどして、保育の質を総合的に向上させようとするものだ。
具体的には、園児の午睡を見守る医療機器サービス「ルクミー午睡チェック」や、園児の写真や動画を保護者がオンライン購入できる「ルクミーフォト」、保育士の勤怠管理を効率的に行うサービス「ルクミーシフト管理」など、同社が運営する様々なサービスをすべて導入する。
全国の保育施設を対象に募集開始
同社は2019年8月、埼玉県の川口市と戸田市の保育園10施設で、「スマート保育園」モデル実証実験を行った。今回は「スマート保育園」の本格始動に向け、全国の保育施設を対象に、モデル園の募集を開始する。
「スマート保育園」モデル園の問い合わせおよび応募は、専用サイトから行える。同社は今後「スマート保育園」の実装を通じ、保育園の社会インフラ化や女性活躍社会の推進などを支援していきたいとしている。
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