株式会社マグエバーは3月から米ニューヨークの小売店で、同社が開発したガラスや木材などに挟んで貼れる磁石フック「マグサンド」の販売を始める。
樹脂や木材にも付けられる磁石フック
「マグサンド」はシリコンコーティングを施した2つの強力磁石で、通常磁石が使えないガラス、樹脂、木材、布面などを挟むことで固定でき、インテリアや収納に活用できる商品だ。
錆に強い性質を活かし、水回りや屋外などでも使用が可能。これまでフックが使用できなかった箇所にフックを設置することができるため、収納やインテリアの幅が広がるのという。
同製品は発売以降、「第28回日本文具大賞2019」機能部門優秀賞を受賞し、各種メディアでも取り上げられ話題を呼んだ。取扱店舗は全国300店にものぼり、1月には販売個数が3万個を突破したという。
狭小物件増加で「日本スタイルの収納術」に注目
同社によれば、近年の米国では都市部を中心とした地価の高騰に伴い、狭小住宅や狭小マンションがブームになっており、狭いスペースを有効活用する「日本スタイルの収納術」が注目を集めている。
このような背景の中で「マグサンド」がニューヨークの小売店バイヤーの目に留まり、今回の海外進出の契機になったという。
同社は今後の海外販路拡大に向け、アメリカやドイツで開かれる見本市にも出展を予定している。
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