東日本旅客鉄道株式会社とJR東日本スタートアップ株式会社は、2月12日から3月22日の期間限定で、群馬県みなかみ町の上越線土合(どあい)駅に無人駅グランピング施設「DOAI VILLAGE」を開設し、地域活性化を目的とした実証実験を実施する。
プレスリリースによれば、無人駅にこのような施設が設置されるのは、JR東日本エリアでは初の試みだという。
JR東日本スタートアッププログラム
この実証実験は、国内各地の自然資産や地域資産を活用して「人の集う場」の創造を手掛ける、株式会社VILLAGE INCとの協働事業。
VILLAGE INCは、駅や鉄道などを活用した新しいビジネスやサービスの提案を募り実現していく「JR東日本スタートアッププログラム」にて、2019年に採択され、今回の協業に至ったという。
モグラ駅を活用して地域活性化
土合駅は無人駅。地下深くに位置しており、ホームから地上に上がるまでには462段という長い階段を上らなければならないことから、通称「日本一のモグラ駅」だという。
今回の実証実験では、同駅に新たな価値を生み出すことを目的に、旅行者や登山者、地元の人々が気軽に立ち寄れる交流の場としてグランピング施設を設置する。
実験期間中は、宿泊施設「モグラハウス」や飲食施設「モグcafe」、野外ロウリュサウナを設置。さらに各種イベントなどの開催も予定しているという。
「モグラハウス」は、比較的頑丈で断熱性に優れたテントハウスとなっており、テント内からは電車や周囲の景色を楽しむことができる。
客室数は全2室。収容人数は2人から。宿泊料金は、2人あたり18,000円(税別)。現在特設サイトにて、宿泊モニターの予約を受け付け中だという。
2月12日には無料オープニングイベントが開催予定。
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