株式会社じぶん銀行は1月15日、全国の20代~40代のビジネスパーソン男女500人を対象とした資産運用に関するwebアンケート調査の結果を発表した。
貯蓄が必要・貯めなければならないという認識を持っている人が多い一方で、5人に1人は貯蓄ゼロという実態が明らかになったという。
イメージ画像/Adobe Stock【20代~40代】目標貯蓄額は100万円以上200万円未満
今年1年間の目標貯蓄額を聞いたところ、95.4%の人が貯蓄したいと思っていることが判明した。
最も多かったのは「100万円以上200万円未満(26.6%)」。次いで、「50万円以上100万円未満(24.2%)」だった。
貯蓄の理由としては、半数近くが「老後資金(47.4%)」と答えている。
10年後の2030年までの目標貯蓄額は「1000万円以上3000万円未満(25%)」が最多に。
昨年6月に金融庁の報告書が発端となったいわゆる「老後2000万円問題」の影響もあってか、同行は老後に資金が必要という認識がこれまで以上に浸透しているとみている。
【20代~40代】「貯蓄ゼロ」最多に
それでは、20代~40代のビジネスパーソンは現時点でどの程度貯蓄をしているのか?
最も多かったのは「貯蓄ゼロ(17.4%)」という回答。続いて「10万円以上50万円未満(14.4%)」と、現時点では貯蓄できていない人が少なくないことが分かった。
発表によると、ほぼ貯蓄0円の状態から10年間で1000万円の資産を形成するには月に約8.5万円を、2000万円の資産を形成するには月に約17万円を貯蓄に回していく必要があるそう。
同行は、それだけの貯蓄を続けるのはかなりの収入がないと困難だとして、目標達成のためには資産運用を検討する必要があると指摘している。
調査によると、ビジネスパーソンの37.6%が現在資産運用をしており、最も多いのは「株式(55.3%)」。続いて「投資信託(47.9%)」「定期預金(39.4%)」だという。
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