超高齢社会・100年人生・働き方改革・副業・時短商品・ナイトエコノミー・タイムシフトなど。最近、話題となっているキーワードに共通するテーマは「時間」。
生活者の時間に関する意識や欲求は、どこに向かおうとしているのだろうか。
博報堂生活総合研究所は1月15日、20~69歳の男女500人に「時間に関する意識調査」の結果を発表した。
調査結果を20年前の1999年度との比較も含めて分析したところ、見えてきたのは生活の高速化欲求の大幅な増加だった。
出典:www.hakuhodo.co.jp生活行動を「高速化したい」が57.4% 低速化派を上回る
生活行動に関する速度欲求をみると、生活を「高速化したい」人が57.4%で、「低速化したい」人の42.6%を上回った。
速度欲求を20年前の1999年と比較すると、「高速化したい」が20.0ポイントも激増している。
20年前は、「低速化したい」が全年代で多数派だった。
2019年の速度欲求には世代格差がみられる。20~40代は「高速化したい」派、50~60代は「低速化したい」派が多数を占める。
20代を中心に時間の使い方に関する欲求の高まり
効率的な時間の使い方に関する欲求(自由時間に予定を入れたい・物事は素早く進めたい・複数のことを同時にこなしたい)は若年ほど高く、20代が最多となった。
自由時間に予定を入れたい vs 予定を入れたくない物事は素早く進めたい vs じっくり進めたい複数のことを同時にこなしたい vs ひとつのことに集中したいこれらのグラフが示すとおり、時間の使い方に関する欲求では、「自由時間に予定を入れたい」「物事は素早く進めたい」「複数のことを同時にこなしたい」のいずれの欲求も若年ほどスコアが高い傾向がみられる。
時間の使い方について、20代を中心に上の年代とは異なる欲求の高まりがみられた。
調査レポートの詳細は次のページで確認できる。
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