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博報堂、生活者イノベーターと企業を繋いで新アイデアの実現を助けるプログラムを開始

白井恵里子

2020/01/15(最終更新日:2020/01/15)


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株式会社博報堂は1月10日、製品・サービスの開発や改良のアイデア・スキルを有する「生活者イノベーター」と企業が、共同で新しい価値を創出するプログラム「博報堂ユーザー・イノベーション・プログラム」を始めた。

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生活者イノベーターと企業を繋ぐ

同社によれば、近年、企業などではなく生活者自身が自らの体験やアイデアをもとに製品の開発や改良を行うという「ユーザー・イノベーション」という現象に注目が集まっており、今後そういったスキルを持つ「生活者イノベーター」の活躍の場は、ますます広がっていくとしている。

企業側としても生活者と共につくることを重視し、彼らのアイデアを積極的に取り入れるケースが増えているようだ。

プロジェクト設計からプロモーションまでワンストップ支援

同社には、企業のブランディングやイノベーション支援を行う専門組織「博報堂ブランド・イノベーションデザイン」がある。ここでは、大学や研究機関などと協力し長年に渡り、多数の新事業や新製品開発のユーザー共創プロジェクトを行ってきたという。

前述の背景を受け、今回は同組織の知見をもとにしたプログラムを開発。適切な対象者の抽出、アイデアを引き出す手法、参加モチベーション維持など、様々なポイントに配慮した構成になっている。

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Adobe Stock

具体的には、「生活者イノベーター」とのワークショップからアイデア抽出を行う「リードユーザー型」、アイデアの公募を行う「クラウドソーシング型」、および口コミデータからアイデアを抽出する「文章解析AI型」の3手法を、企業の抱える課題に応じて選定。プロジェクト設計からアイデア創出、プロモーションまでを、一環して支援する。

同社は今回の新プログラム提供開始に伴い2月27日(木)、東京都港区にある博報堂マーケティングスクールにて、「生活者をイノベーターとして活用する共創型開発ユーザー・イノベーション講座」を実施予定。同セミナーは、「博報堂ユーザー・イノベーション・プログラム」についての案内も含むという。

参加費は5000円(税別)、定員は40人。参加申込締切は2月21日(金)で、申し込みは専用サイトから行える。


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