台湾・高雄市に本社を置くKYMCO(キムコ:光陽工業)は1月10日、2019年の台湾二輪車市場における新車販売台数第1位を獲得したと発表した。
2019年の年間販売台数は30万390台で、2000年から20年連続の記録という。販売シェアは33.3%を占めた。
台湾の二輪車メーカー「KYMCO」について
「KYMCO」は、スクーター・オートバイ・モビリティスクーター・ATV・UTV・ユーティリティービークル・電動アシスト自転車などを展開。
1964年に台湾の高雄市で創業した光陽工業は、ホンダとの技術提携により「光陽機車HONDA」ブランドを展開してきた。
1992年に自社の英語名「Kwang Yang Motor CO.,Ltd.」の頭文字をとった「KYMCO」ブランドをグローバル展開し、現在は世界107の国と地域でも製品を販売している。
人口100人あたり60台以上!最も二輪車普及率の高い台湾
台湾における二輪車の普及台数は人口100人あたり60台以上と、その普及率は日本の6倍以上であることはあまり知られていない。
そのような台湾二輪市場では近年、環境に配慮した二輪車の需要が高まっている。
2019年の台湾二輪市場全体の新車販売台数は、90万2302台。そのうち81.3%に当たる73万3760台がガソリン車、18.7%にあたる16万8542台が電動車だった。
ガソリン車においても、台湾第6期の排出ガス規制を満たした「KYMCO」のガソリン車販売台数は28万9871台と、シェア2番手の電動バイク連盟の15万2347台に対して、市場シェアは1.9倍となっている。
「KYMCO」ブランドの製品は、世界107の国と地域で販売。日本ではキムコジャパン株式会社が窓口となっている。
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