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青森県庁、リアルタイム言語処理による議事録自動作成システムを導入へ。職員負担を軽減目指す

M.K.

2020/01/14(最終更新日:2020/01/14)


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株式会社イグアス(神奈川県川崎市)は1月9日、同社が運営する議事録作成支援システム「AI Minutes for Enterprise」を、青森県庁が全国の自治体で初めて採用したと発表した。

青森県庁は、議事録作成業務の時間短縮・削減など庁内の業務改革として、2020年度中の本格導入を目指す。

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話者の言葉をリアルタイムにテキスト化

「AI Minutes for Enterprise」は、IBMのAI「IBM Watson」のSpeech to Text機能で自然言語を処理し、マイクを通した話者の言葉をリアルタイムにテキスト化する。

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イグアス社によると、編集クライアント機能により複数人でのテキスト編集ができるため、議事録作成の時間を大幅に削減。テキストデータは、IBMクラウドサーバーで保管される。

話し言葉を35カ国語に同時翻訳するトランスレーター機能も備え、外国人が参加する会議でも有効なコミュニケーションツールとして機能するという。

青森県庁でも議事録作成が残業増加の遠因に

会議のたびに議事録を手作業で行うことに辟易としているビジネスパーソンは多いだろう。

青森県庁でも同様で、職員が文字起こしという単純作業に時間を費やさざるを得ず、残業時間増加の遠因となっていた。「AI Minutes for Enterprise」のAIで議事録作成を自動化することで、大幅な時間短縮を図る。

昨年11月19日から試験的に使い始めており、2020年3月31日まで県総務部行政経営管理課を中心に効果を確かめる。

青森県では今後、県庁内での議事録作成だけでなく、聾学校・郷土館等での学習・理解支援、および観光客対応部門での外国語翻訳支援にも「AI Minutes for Enterprise」を活用したいとしている。

なお、導入にはイグアス社と提携する同県八戸市の株式会社吉田システムが協力した。

「AI Minutes for Enterprise」についての詳細は、次のページから確認できる。

AI Minutes for Enterprise


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