地域の空き家をリノベーションして宿泊施設に転換する「SEKAI HOTEL(セカイホテル)」は1月9日、2019年の日経優秀製品・サービス賞「日経MJ賞 最優秀賞」を受賞したと発表した。
地域事業者と連携して運営する「SEKAI HOTEL」には、過疎化やオーバーツーリズムなどの問題解決への期待がかかっている。
出典:www.sekaihotel.jp「SEKAI HOTEL」とは
「SEKAI HOTEL」は、従来のホテルが持つ機能をまちなかに分散させた、街全体のホテル化(=まちごとホテル)を行う。
点在する空き家を改修して客室に転換。まち全体を宿と見立て、フロント・客室・飲食・大浴場などの機能を分散配置している。
モーニングは地域の純喫茶で食べてお風呂は銭湯へ行くなど、多くの地域事業者と連携するのが特徴だ。
観光を通じて地域のコミュニティを持続可能なものに
「SEKAI HOTEL」は、地域に観光客を呼び込むという視点ではなく、観光を通じて地域のコミュニティを持続可能なものにするという視点で運営している。
矢野浩一社長は「日経MJ賞 最優秀賞」の受賞について「ビジネスの規模感よりも「SEKAI HOTEL」の社会的意義が評価されたのではないか。」と分析。過疎化やオーバーツーリズムといった問題解決に寄与できるビジネスモデルとして、さらに発展させたいとしている。
「SEKAI HOTEL」および「日経優秀製品・サービス賞2019」についての詳細は、それぞれ次のページで確認できる。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう