株式会社電通は1月7日、特定のテレビ番組・CMを視聴したと推定される人々に対し、視聴後最速30分で手元のスマートフォンに関連広告を配信する最新技術「Celer STADIA」の提供を始めた。
従来は難しかった「視聴者推定」
同社によれば、テレビ番組・CMの情報に基づき即座にデジタル広告を配信する試みについては、2018年5月に開始した「STADIA Live」が該当するという。しかし、このシステムは放送直後に幅広い層に広告を届けるものだった。
視聴者を推定し、該当者にデジタル広告を配信しようとすると、従来は数日以上を要していたという。
より高い広告効果を期待
今回は、視聴データの高速分散解析を実現する「Celer STADIA」により、実際に視聴したと推定される人に、視聴後最速30分後に関連デジタル広告を配信することが可能になった。現時点で連動している広告プラットフォームは、TwitterとFacebookを含む3種類だ。
同社はこれにより、視聴者が特定の商品や店舗などの情報に関心が高まっている状態のうちに、検索の手間なく再び同じ情報に触れることができるため、より高い広告効果が期待できるとしている。
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