エステートテクノロジーズ株式会社では12月から、AIを活用して希望条件に適う物件を自動提案するサービス「Dr. Asset レコメンダー」の提供を始めた。
同社によれば、災害リスクを可視化して価格の妥当性を分析できるAI自動分析エンジンは、国内初の試みだという。
販売会社と消費者との情報格差を是正
同社によれば、第2の収入として、あるいは、老後の資金として不動産投資に興味を持つ人は多いという。
しかし、個人による情報収集や価格比較分析には限界があり、自然災害による資産価値の暴落などといった様々なリスクや、将来の賃料予測、販売業者との関係などを考えると、二の足を踏んでしまうというケースも多いそうだ。
そこで「Dr. Asset レコメンダー」では、災害などの不動産売買におけるリスクを分析し、物件価格の妥当性や将来の収益性を緻密に消費者へ開示することで、従来の販売会社と消費者との情報格差是正を目指す。
最新ビッグデータ解析手法「データジャケット手法」の創始者・東京大学大澤幸生教授が開発支援にあたった。
条件適合物件を毎日探索
「Dr. Asset レコメンダー」では、物件の収益性、人口増減、治安、災害などといった、 様々な不動産リスクの解析を行う。
周辺の類似物件情報を収集して、価格偏差値を算出。客観的に物件価格の妥当性を分析する。
国内の不動産情報サイトが掲載する物件のみならず、サイトに掲載前の物件も網羅的に毎日探索しており、条件に適う物件が現れたら即日通知するという機能が特徴だ。
同社はこのサービスを通じて、不動産投資における消費者の不安を解消し「不動産取引の公正化・透明化」を実現したいとしている。
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