HOMEビジネス 富士フイルム、米ゼロックスとの技術契約を終了を発表 商品供給パートナーは継続

富士フイルム、米ゼロックスとの技術契約を終了を発表 商品供給パートナーは継続

長澤まき

2020/01/06(最終更新日:2020/01/06)


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富士フイルムグループの富士ゼロックス株式会社は1月6日、米国ゼロックス・コーポレーション(米ゼロックス)との間で、技術・ブランドライセンスや販売テリトリーなどを規定した技術契約を2021年3月末日をもって終了すると発表した。

これに伴い、2021年4月1日付けで社名を「富士フイルム ビジネスイノベーション」に変更。新たな自社ブランドで世界的にビジネスを展開するという。

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2021年3月末日で技術契約を終了へ

両社は長い間、それぞれが開発した技術を相互に利用できる関係を続けてきた。

また、販売テリトリー制のもと、同社はアジアパシフィック地域において「富士ゼロックス」ブランドによる販売活動を担当。その他の地域においては、米ゼロックスが「ゼロックス」ブランドによる販売活動を担っていたという。

発表によると、その後の富士フイルム側の技術開発・商品開発のスピードやレベルの向上により、現在では独自技術に基づいて自社商品や米ゼロックス向け商品を開発・製造し、供給しているそうだ。

ドキュメントとその周辺領域での事業を強化へ

今回の決定で、2021年4月から販売テリトリーの制約がなくなるため、同社は新たな自社ブランドにて世界的にビジネスを展開する。

社名を「富士フイルム ビジネスイノベーション」に変更し、富士フイルムブランドのもとでグループ内の連携を強化することで、相乗効果を迅速に出し、革新的な価値の提供を目指すとしている。

クラウド・AI・IoT技術を活用したソリューション・サービスの市場導入を加速するなど、ドキュメント領域およびその周辺領域での事業強化、ならびに新たな領域での事業拡大を迅速に展開していくとしている。

互いを商品供給パートナーとする米ゼロックスとの商品供給契約は、技術契約終了後も継続するという。

富士ゼロックス公式サイト:富士ゼロックスが米ゼロックスとの技術契約の終了を決定


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