スタートアップの資金調達と投資家の管理業務を効率化する「smartround」を提供する株式会社スマートラウンドは、1月24日(金)に東京都千代田区の新丸の内ビルで「Angel Conference 2020」を開催する。
脆弱といわれる日本のエンジェル投資
イノベーション・スタートアップベンチャー創出力の強化は、日本の成長戦略の大きな柱の一つとなっている。
しかし、起業当初のスタートアップベンチャーに、リスクマネーを供給する国内のエンジェル投資家の絶対数とその投資額は、それぞれアメリカのおよそ1/60と1/100と推計されているといい、脆弱といわざるを得ない。
活動が水面下で行われ内情が公開されず、やり方や考え方が知識として蓄積されてこなかったことも、エンジェル投資が広がらない一因と考えられるという。
「エンジェル・カンファレンス」では、経験豊富なエンジェル投資家のベストプラクティスを共有し、エンジェル投資家を目指す人々の投資手法やリスクに関する理解度を深めていく。
それにより、国内のスタートアップ支援環境の質と量の充実を目指したいという。
エンジェル投資家向けカンファレンス
Session 1
エンジェル投資家は、プロダクトが満足にできていない、シード期のスタートアップを中心に投資をする。
従って、ある程度ビジネスが見えてきた時期に投資をするVCとは、基本的にスタートアップとの関わり方やサポートの方法が異なる。
セッション1では、東洋経済で「すごい投資家」第1位に選ばれた、株式会社StartPointの小原聖誉氏が、実際にmatsuri technologies株式会社とどのように関わったのか話を聞く。
matsuri technologies社長の吉田圭汰氏はどう思っていたのか、また、バトンを受け取ったグロービスキャピタルパートナーの湯浅エムレ秀和氏は、エンジェル投資家をどのように見ているのかなどについても、実例を交えて話してもらう予定だ。
Session 2 スタートアップとエンジェル投資家とVCの関係
株式会社Tyrusの大冨智弘氏と、エンジェル投資家の有安伸宏氏及び三木寛文氏とともに、エンジェル投資家のベストプラクティスを紐解いていく。
VCのようにファンドを作って外部資金を運用するプロフェッショナル・ファームと違い、個人の資金を投資にあてるエンジェル投資家は自由度が高く、それゆえに「正解」がない。
とはいえ満足な投資リターンがなければ、その継続は難しいため、同セッションでは、有名投資家の投資リターンに対する姿勢、それを実現させるための戦略、そして具体的に実行していることについて話を聞く。
Session 3 アメリカと日本:エンジェル投資の違い
スタートアップ先進国のアメリカでは、32万人が何らかの形でエンジェル投資を行なっているといわれている。
同セッションでは、どうしてそれほどエンジェル投資が一般的なのか、どのような活動が行われているのか、そのベストプラクティスとは何か、日本でも適用できる学びはあるかを中心に登壇者に話を聞く。
登壇者はJustin Waldron氏(Zynga共同創設者)、Michael Carter氏、Patrick McKenzie氏、浅田慎二氏である。
また、そんなに魅力的なアメリカでの投資機会に恵まれながら、日本でも投資を行う理由も併せて探っていく。
詳細及び申し込みについては専用サイトで確認できる。
イベント概要
日時:2020年1月24日(金)19:00-22:00
場所:東京都千代田区丸の内1丁目5-1
新丸の内ビル 東京21cクラブ イベントスペース
参加者:エンジェル投資家
参加費:10000円
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