英国とアイルランドでパブやホテルを運営するJDウェザースプーン。
1979年にティム・マーティン氏が設立した同社は先月、今後4年間で、2億ポンド(約290億円)以上を英国内のパブやホテルに投資し、およそ1万人の雇用を創出すると発表した。
この発表は2019年のクリスマス前に、海外メディアで注目を集めた。
イメージ画像:AdobeStock中小規模の町の開発に投資
大都市や主要都市に加え、多くの資金が中小規模の町の開発に充てられるという。
英国とアイルランドのそれらの町では、新しいパブやホテルがオープンしたり、既にある店の規模が拡大されたりすることになる。
例えば、リンカンシャー州ボーンやアイルランドのウォーターフォード、スコットランドのハミルトン、ケンブリッジシャーのイーリー、ウェールズ北部のプレスタティン他で新しいパブが開店する予定だ。
約1万人の雇用創出を目指す
JDウェザースプーンでは、ロンドンやダブリン、エジンバラ、グラスゴー、バーミンガム、リーズ、ゴールウェイなどの主要都市にも投資を実施。
設立者のティム・マーティン氏は、「今後4年間で更に多くの新しいパブをオープンしたり、既存のパブに投資したりするのを楽しみにしています」と述べている。
また「その大半が、近年投資が減少している小さな町や都市に対して行われることに大変満足しています」とも。「約1万人の雇用を創出できるとは素晴らしいニュース」という。
同社は現在、英国とアイルランドで875のパブと58のホテルを運営し、4万4000人のスタッフを雇用している。
英国の政府統計局公式サイトによると、同国の失業率(16歳以上)は、2019年8-10月で3.8%。
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