東京都政策企画局は、2019年12月27日に東京都の長期戦略をまとめた「『未来の東京』戦略ビジョン」を公開した。
2040年代に目指す東京の姿「ビジョン」と、その実現のために2030年に向けて取り組むべき「戦略」を示すことが目的だ。
20のビジョンと20の戦略をまとめている。
小池百合子 東京都知事「未来の東京を創り上げる」
冒頭で小池百合子都知事が「『未来の東京』戦略ビジョン」策定の目的を述べている。
「『未来の東京』戦略ビジョン」は、概要版でも85ページある文書だが、繰り返し言及されているのが「人が輝く未来の東京」というキーワードだ。
2040年代の東京ビジョン
2040年代の東京ビジョンの項目では、20のビジョンを掲載している。
例えば、ビジョン05「働き方」で語られているのが次のようなビジョンだが、実現の可否は都民・国民の努力次第と言えそうだ。
2030年に向けた戦略
2030年に向けた戦略では20の戦略が掲載されている。
戦略1「子供の笑顔のための戦略」では、2030年には男性の育休取得率を90%台まで向上という目標を描いている。
また、戦略11「スタートアップ都市・東京戦略」では、2018年は5.0%だった都内開業率を、2030年に12%まで向上という目標を示している。
「東京が抱える行政課題をスタートアップの斬新なアイデアやサービス・製品を積極的に活用することで解決する」という戦略からは、都庁もまた、これまでの前例に囚われない柔軟な発想を求めていることがうかがえる。
「『未来の東京』戦略ビジョン」の詳細は、東京都のサイトで確認できる。
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