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才能をひけらかしてはいけない─400年前から読み継がれる市民の処世術を説いた「菜根譚」超訳版が発刊

長澤まき

2019/12/31(最終更新日:2019/12/31)


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誠文堂新光社は1月11日(土)に、書籍「全文完全対照版 菜根譚コンプリート―本質を捉える『一文超訳』+現代語訳・書き下し文・原文」を発売する。

市民の処世術を説いた「菜根譚」の現代の完全版という。

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市民の処世術を説いた400年前の書

「菜根譚」は、儒教・仏教・道教を融合させて、市民の処世術を説いた哲学書。

約400年前に中国で誕生したこの書は、経営者や政治家に好まれ、野村克也さんや松下幸之助さんも愛読したという。

「つらいことがないと人は成長しない」「本物は目立たない」「何事もほどほどにして、欲をかきすぎない」「他人から感謝の見返りを求めない」「恩と仇は水に流すのが最善である」など、現代でも十分に通じる市井の哲学ともいえる内容だ。

全文の現代語訳や一文超訳を掲載

これまで、菜根譚は処世術だけを部分訳したビジネス本や子ども向けの超訳本など、様々なアプローチで紹介されてきたが、全文を原文・書き下し文と共に網羅した本は少ないという。

同書は、全文の現代語訳・書き下し文・原文に加え、「一文超訳」を掲載。

全文をじっくり読み込むことができる上に、テーマや主旨を一目で把握できるので、理解が飛躍的に向上するそうだ。

また、主要な人名や語句には丁寧な注釈が入っている。

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【全文完全対照版  菜根譚コンプリート―本質を捉える「一文超訳」+現代語訳・書き下し文・原文】
・著者:野中根太郎
・仕様:四六判、344ページ
・定価:本体2500円+税
・発売日:2020年1月11日(土)
・ISBN:978-4-416-71911-4


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