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2019年の出生数90万人割れで過去最少の見通し 婚姻数も3000組減│厚労省推計

M.K.

2019/12/26(最終更新日:2019/12/26)


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厚生労働省は12月24日、出生・死亡・自然増減・婚姻・離婚の実態を示す「令和元年(2019年)人口動態統計の年間推計」を発表した。

国内出生数は約86万4000人になる見通しで、明治32年(1899年)の調査開始以来の過去最少、かつ初めて90万人を下回る見込みとなった。

死亡数から出生数を引いた自然増減数もマイナス51万2000人となると推測しており、人口減少の加速が浮き彫りとなっている。

2019年の出生数90万人割れで過去最少の見通し 婚姻数も3000組減│厚労省推計 1番目の画像
出典:www.mhlw.go.jp

人口動態統計の年間推計とは

人口動態統計の年間推計は、出生・死亡・自然増減・婚姻・離婚の実態を示す指標として、厚生労働省が毎年12月に公表している。

令和元年(2019年)人口動態統計月報年計(概数)の概況は、2020年6月に公表予定だ。

年間推計数の各項目は、次の計算式により計算された値である。

2019年の出生数90万人割れで過去最少の見通し 婚姻数も3000組減│厚労省推計 2番目の画像
出典:www.mhlw.go.jp

国内出生数86.4万人の衝撃、婚姻数も減少

2019年人口動態統計の推計では、国内出生数・死亡数・自然増減数・婚姻件数・離婚件数が要点となる。

2019年の出生数90万人割れで過去最少の見通し 婚姻数も3000組減│厚労省推計 3番目の画像
出典:www.mhlw.go.jp

国内出生数 : 86万4000人(出生率7.0)

死亡数 : 137万6000人(死亡率11.1)

自然増減数 : マイナス 51万2000人(自然増減率マイナス4.1)

婚姻件数 : 58万3000組(婚姻率4.7)

離婚件数 : 21万0000組(離婚率1.70)

※出生率・死亡率・自然増減率・婚姻率・離婚率はいずれも人口1000人あたりの数。

出生数

出生数86万4000人は、2018年の確定数91万8400人との比較で、約5万4000人減。

死亡数

死亡数137万6000人は、2018年の確定数136万2470人との比較で、約1万4000人増。

自然増減数

自然増減数はマイナス51万2000人と推計され、人口減の深刻化を示している。

2019年の出生数90万人割れで過去最少の見通し 婚姻数も3000組減│厚労省推計 4番目の画像
出典:www.mhlw.go.jp

婚姻数

58万3000組は、2018年の確定数58万6481組との比較で、約3000組減。

離婚数

離婚21万0000組は、2018年の確定数20万8333組との比較で、約2000組増。

2019年の出生数90万人割れで過去最少の見通し 婚姻数も3000組減│厚労省推計 5番目の画像
出典:www.mhlw.go.jp

令和元年(2019)人口動態統計の年間推計についての詳細は、次の厚生労働省のサイトで確認できる。

令和元年(2019)人口動態統計の年間推計


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