成長産業の支援事業を行うフォースタートアップス株式会社はこのほど、運営する「STARTUP DB (スタートアップデータベース)」で、2019年1月~11月を対象とした国内スタートアップ資金調達額ランキング」を発表した。
ランキングは、同社が取得した登記簿謄本の記載情報を基に参考値として算出した。
スマートニュースが191億円調達で3位に
ニュースアプリ「SmartNews」を運営するスマートニュースが、11月に新規で資金調達を実施。
8月に公表した31億円と合わせ、シリーズEラウンドでの合計調達金額が100億円、累計調達額が191億円に達している。
これにより、10月の20位から大きく順位が上昇し3位にランクインした。
11月の調達では、ACA Investmentsと日本郵政キャピタルがリード出資を行い、グロービス・キャピタル・パートナーズ、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム、電通が引受先となっている。
調達した資金は、グローバル開発体制への移行のための優秀人材の採用や、事業成長に向けて活用していく方針だという。
また、ペット専門メディア「PECO」を運営するPECOが約57億円を調達し、2019年累計調達金額を67億円とし8位に新規ランクインを果たした。
続いて、資産運用ロボアドバイザー「WealthNavi」を提供するウェルスナビが、約41億円の新規調達を実施し9位に、帳票基盤ソリューション「SVF」などを展開するウイングアーク1stが約49億円の調達により13位に新規ランクインしている。
新規ランクイン企業
PECO
調達金額:57億円
引受先:登記簿情報から推計しているため不明
ペットと人のつながりを、新しい技術とアイデアでより深くすることを目標に掲げる。メディア関連事業、アニバーサリー関連企業、メディカル関連事業の3つのサービス領域で、ペットと人間の生活をサポートしている。
ウェルスナビ
調達金額:41億円
引受先企業:DBJキャピタル、NECキャピタルソリューション、SMBCベンチャーキャピタル、みずほキャピタルなど
資産運用のロボットアドバイザーサービス「WealthNavi(ウェルスナビ)」を開発するFinTechスタートアップ。
リリースから3年経った2019年10月16日時点で、預かり資産1800億円、口座数24万口座を突破し、預かり資産とユーザー数において国内No.1のシェアを誇る。
ウイングアーク1st
調達金額:49億円
引受先企業:データ・アプリケーション、Sansan、帝国データバンク
ソフトウェアやサービスを通じて企業の情報活用を支援する、to Bサービスを展開する企業だ。主に帳票事業、BI事業、第三者データ提供サービスの3事業を展開している。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう