MaaSの推進を支援するファインピース株式会社は12月23日、カーライフに関する興味深い動画を一般に向けて公開した。
今回「東京MaaSミーティング」チャンネルで公開されたのは、自動車整備業界の勉強会組織であるカー・アライアンス・メンバー・プログラム(CAMP)を設立した株式会社ファーストグループ代表 藤堂高明氏へのインタビューだ。
インタビューは、MaaS(Mobility as a Service)のテーマで各種コラボ企画を行う「東京MaaSミーティング」と「CAMPミーティング2019FW」のコラボ企画として実現した。
カー・アライアンス・メンバー・プログラムとは
ファーストグループが設立したCAMPは、複数の企業が互いの利益のために協力し、互いに活用し合える経営資産を構築することで、相乗効果を生み出すことを目指した企業連合である。
注目すべきは協力し合う企業は異業種の企業である点だ。
CAMPの実現したいことは「オートアフターマーケットの勝ち残りをかけて、カーライフ革命の同志を募ること」という。
クルマからモビリティ、所有からシェア・利用へと、移動に対する概念が急速に変わる中、人・社会・移動手段すべてがつながりあった次世代モビリティ社会の到来も目前だ。
MaaS(モビリティのサービス化)という新しい概念は、カーシェアや配車サービスなど、多くの新規ビジネスの萌芽につながる大きな可能性を秘めている。
地域密着のMaaSこそが日本を元気にする
藤堂氏が語るテーマは「地域密着のMaaSこそが日本を元気にする」だ。
まず、藤堂氏はMaaSを社会に実装する際の課題として「誰がMaaSの社会で幸せになるのかニーズを捉える必要がある」と指摘している。
都会と地方を結ぶサービスへも言及。さらには「高齢化は変化する。それを追い風にするようなプロダクトやサービスを生み出せる機会が生まれる」と分析している。
「ITの浸透により人々の生活はあらゆる面で良い方向に変化する」という概念であるDX(デジタルトランスフォーメーション)がまず定着し、次に、オンラインとオフラインの融合であるOMOが続く。MaaSが定着するのはその次と述べている。
「CAMPミーティング2019FW」および藤堂氏インタビューの様子は、以下の動画から視聴できる。
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