CARAFUL社が「いいね」数に応じて料金が確定する完全成果報酬型のインスタグラマー広告メニューを設定

CARAFUL株式会社は12月20日から、いいね数に応じて代理店手数料が確定する、インスタグラマーマーケティングメニューの提供を始めた。

同社は3万人のインスタグラマーネットワーク「CARAFUL Instagrammer Network」を独自に構築。

このネットワークを活かし、従来のインスタグラマーマーケティング業界では不透明だった代理店手数料を「いいね数」に応じて確定させる新たな広告メニューの販売を始める。

インフルエンサーマーケティング市場の拡大

近年、スマートフォンの普及と共にソーシャルメディアなどにおける情報発信が拡大し、消費者行動にも大きな影響を及ぼしている。

デジタルインファクト「インフルエンサーマーケティングの市場調査」によると、国内のインフルエンサーマーケティング市場規模は2019年の267億円から、2028年には約3.5倍の933億円まで拡大することが予想されている。

広告主の課題

しかし、広告主とインフルエンサーの間には複数の代理店が介在し、不透明な代理店手数料が発生している。

代理店は成果に関係なく手数料収益を得られるため、広告効果の最大化に対し必ずしもコミットする必要のない取引形態となり、広告主は費用対効果の担保がしづらい状態に。

そこで、この度新たなインスタグラマーマーケティング手法として、同社はいいね数に応じた完全成果報酬型のインスタグラマーマーケティングを提供することになった。

サービスの特長

まずは原価のみの料金で実施が可能となり、代理店手数料やキャスティングフィーは効果が出るまでは徴収しない。

そのため、広告主はリスクを最低限まで下げてインスタグラマーマーケティングを実施することができるようになる。

報酬は、いいね等のエンゲージメント数に対して成果報酬型で料金が発生する。1いいねあたりの対価をあらかじめ決定し、投稿から10日後のエンゲージメント数で料金を確定。通常のキャスティングの業界平均価格以下を上限として設定する。

業界平均価格であるフォロワー数×3〜4円を下回る「フォロワー数×2円」を上限金額とすることで、広告主の想定外の支出を防ぐことができ、通常のキャスティングを行うよりも費用を抑えることが可能となる。

なお、Instagramにおけるいいね数の確認は、PCなどの閲覧可能な環境から実施、もしくはインフルエンサー個人のインサイト画面の共有によって行う。

広告主と同社の利益最大化のベクトルが一致

この完全成果報酬型のインスタグラマーマーケティングでは、効果が出ない限り同社の利益は発生しない。

そのため、同社は広告効果の最大化に向けたインスタグラマーの人選や、最適なクリエイティブ制作に全力を尽くすことになる。

同社では、拡大を続けるインフルエンサーマーケティング業界において、広告主がより効果を実感し、便利に利用できるサービスを充実させ、健全な市場発展に寄与できる新しいインフルエンサーマーケティングを実現していくという。