女性社員の定着・育成・管理職登用を目的とした社外メンターの育成や派遣事業を行う「Mentor For」(運営・株式会社MANABICIA)は12月24日から、法人向けに「女性部下のキャリア育成のためのメンタースキル研修プログラム」の提供を始める。
管理職に向けた、部下の女性のキャリア育成のためのメンタースキル向上を目指す研修プログラムだ。
女性リーダーの育成が課題に
2019年7月に女性就業者が初めて3000万人を超えるなど、日本は女性の就業がスタンダードな社会になってきている。
ところが、世界経済フォーラムが今月発表した男女平等ランキングで、日本は過去最低の121位を更新。
中でもリーダー層の女性の育成不足が課題となっているが、管理職からは「従来の男性中心のマネジメントスタイルが通用しない」「どう指導して良いか分からない」「女性のライフイベントは多様化しており、個々の動機をどう引き出していけばいいか戸惑う」といった難しさが聞こえてくるという。
そこで同社は、女性部下をマネジメントする立場にある管理職を対象に、「女性のキャリア形成の基礎知識や育成のポイント」と「個々の能力を引き出し適切に導くコミュニケーションスキル」を同時に学べる研修プログラムを設けた。
女性部下育成のためのスキルを身に付ける
主な研修内容は、「なぜ女性活躍・ダイバーシティ&インクルージョンが重要か」「男性と女性のキャリア形成の違い・リーダーシップと女性の自信について・女性育成のポイント」「コーチングやアドバイスなどのメンタリングスキル」。
研修時間は5時間(定員10名程)と8時間(定員30~40名程)があり、8時間版ではビジネスの現場に即したケース演習も行う。
講師はMANABICIA代表の池原真佐子氏、日欧米のマーケティング・戦略人事の経験を持つ安藤知子氏、外資系企業で働き方改革などを行ってきた廣崎淳一氏らが務める。
MANABICIA代表・池原真佐子氏U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう