株式会社GVが運営するお金の情報サイト「まねーぶ」は12月19日、全国の正社員800人を対象に実施した「2019年 冬ボーナス調査」の結果を発表した。
消費税増税による消費低迷を始めとする景気後退から企業業績への影響を読み取るため、マネーラボ関西代表の福一由紀氏の監修の下で調査した。
イメージ画像/Adobe Stockボーナス支給額、平均は43万1439円
2019年度の冬ボーナス支給の有無を聞いたところ、79%が「支給あり」と回答。支給有りと答えた人に支給額を聞いたところ、平均支給額は43万1439円だった。
最低額は3万円で最高額は130万円。最も多かったのは30万円以上~40万円未満(20.4%/129人)だった。
労務行政研究所の調査によると、東証1部上場企業の平均支給額は74万7800円だそう。非上場や中小企業も含めた一般企業の平均である同調査と比べると、1.7倍の差がある。
2018年の冬ボーナスとの比較では、44.9%が「昨年と同等」と答えた。
使い道は「貯金・ローン返済」など堅実
支給されたボーナスを何に使っているのか?
今年の冬のボーナスの使い道を聞いたところ、1位は断トツで「貯金・財形貯蓄」。
2位は「旅行・レジャー費」、3位は「ローン・奨学金等の返済」、4位は「趣味・娯楽費」、5位は「家具・電化製品購入」だ。
使い道上位5位に充てる平均金額で最も高かったのは「貯金・財形貯蓄」の20万6200円。2位は「ローン・奨学金等の返済」13万1700円だった。
この結果から、ボーナスを人生の3大資金である「住宅資金(ローン)」「教育資金」「老後資金(貯金)」に充てる比重が大きいことが伺える。
「旅行・レジャー費」については、年末年始の帰省費用を含めた回答もあることから、ボーナスを無駄遣いせずに必要出費に充てていることが分かったという。
監修した福一氏は「人生100年時代と言われる今、将来のためにしっかり備えているようです」とコメントしている。
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