貸しおしぼり業のFSX株式会社ら16事業者はこのほど、おしぼりの品質管理にVBアドバンスト検査(ウイルス遺伝子・細菌検査)を導入し、一般社団法人生物活性研究機構・衛生品質協会の基準をクリアしたと発表した。
発表によると、おしぼりの衛生検査にウイルス遺伝子検査を組み込むのは、業界初という。
抗ウイルス・抗菌のおしぼりが登場
インフルエンザの季節、抗ウイルス・抗菌のおしぼりが登場した。
「VB」は、抗ウイルス・抗菌を安全に活用できる特許技術。VB水溶液を染み込ませたおしぼりの、ウイルスや菌の働きを99.99%以上抑えることができる。
ブロック・不活性化の2つの機能で、ウイルスや菌が体内へ入ることを防ぐ。経口毒性や皮膚への刺激性などはないという。
業界初のウイルス遺伝子検査を実施
以前からVB技術を導入する貸しおしぼり事業者16社は、新たにVBアドバンスト検査を実施し、生物活性研究機構・衛生品質協会の厳しい基準をクリアした。
検査は2種類で、定量PCR法で分子レベルでインフルエンザウイルスとヘルペスウイルス遺伝子の検出を確認する「ウイルス遺伝子検査」と、平板培養法で一般細菌の生菌数とカビ増殖を判定する「細菌検査」が用いられた。
一般細菌・カビ抑制効果貸しおしぼりの衛生基準は、厚生労働省が定めているが、VBアドバンスト検査では、一般細菌に加えてカビ増殖の有無や、ウイルス遺伝子について分子レベルで検査できるという。
今回の16事業者は、今後もさらにVB技術を活用して手指衛生の向上に取り組むとしている。
インフルエンザウイルス抑制効果(タオル使用)参加企業は下記の16社(50音順)。
株式会社アクア・株式会社上野商事・FSX株式会社・株式会社オガワ・有限会社九州おしぼり・有限会社群馬クリーンタオル・三条リネンサプライ株式会社・株式会社第一タイムリー・有限会社大傳商店・有限会社谷川・土浦クリーンタオル・株式会社東京セントラルサービス・日本ロイヤル株式会社・双葉クリンタオル株式会社・有限会社ホワイトサービス・株式会社マキ商会
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