HOMEビジネス オイシックスが廃棄食材を活用したケータリングサービスを開始 未利用魚や害獣を大切に

オイシックスが廃棄食材を活用したケータリングサービスを開始 未利用魚や害獣を大切に

Yuka Haga

2019/12/19(最終更新日:2019/12/19)


このエントリーをはてなブックマークに追加

オイシックス・ラ・大地株式会社のグループ会社・株式会社CRAZY KITCHENは12月17日、廃棄食材を活用したケータリングサービス「SUSTAINABLE COLLECTION」の提供を始めた。

オイシックスが廃棄食材を活用したケータリングサービスを開始 未利用魚や害獣を大切に 1番目の画像

フードロスや環境破壊が問題に

オイシックスグループは、2015年からオーダーメイドのケータリングサービスを展開している。

ケータリングをメインに事業展開するクレイジーキッチンは、利用シーンに合わせた空間づくりやコミュニケーションをデザインし、「料理を楽しむ時間」を演出してきた。

ケータリングサービスは華やかなイメージがある一方、フードロスなどの問題があるとし、新サービスでこれらの課題解決を図るという。

未利用魚や害獣を美味しくいただく

SUSTAINABLE COLLECTION(サステナブルコレクション)」は、クレイジーキッチンが提供するケータリングサービス。

サイズや色などの基準を下回るため、市場に出回らず廃棄される未利用魚や、害獣とされるような食材を利用した料理を提供する。

フードロスや環境破壊など、日本各地で起きている食材に対する課題解決を図りながら、食材の美味しさや魅力を伝えるとしている。

オイシックスが廃棄食材を活用したケータリングサービスを開始 未利用魚や害獣を大切に 2番目の画像

メニュー例としては、真珠養殖の副産物であるヒオウギ貝(愛媛県産)と、引退した競走馬などの馬ふん堆肥で育つマッシュルーム(岩手県産)を活用したサラダ。

獣害問題となっているイノシシ(石川県産)を活用したグリルや、環境破壊が深刻なペルー・アマゾンからフェアトレードで仕入れたカカオを活用したテリーヌなど幅広い。

オイシックスが廃棄食材を活用したケータリングサービスを開始 未利用魚や害獣を大切に 3番目の画像

環境保全へ向けては、フォークやナイフなどプラスチック製品の廃止や、箸やおしぼりなどを環境に配慮した製品へ変更するなどの取り組みも行っている。


hatenaはてブ


この記事の関連キーワード