株式会社LegalForceは12月16日、AIを活用した契約書レビュー支援ソフトウェア「LegalForce」において、英文秘密保持契約書(NDA)の自動レビュー機能の提供を始めた。
同社によると、国産の契約書レビュー支援ソフトウェアが、英文契約書の自動レビューに対応するのは日本初だという。
イメージ画像:AdobeStock英文契約書対応の自動レビュー機能
自然言語処理を用いたクラウド型契約書レビュー支援ソフトウェア「LegalForce」は、今年4月にリリース。
これまで企業の法務部や法律事務所で導入されているが、企業活動の国際化に伴って法務担当者が扱う英文契約書が増加しており、英文契約書への対応に関する要望が多かったという。
今年7月には、キーワード入力で契約書データベースから、必要な条文を瞬時に照合できる「条文検索」機能と、レビュー中の契約書を過去の類似文書と比較する「差分比較」機能において、英文契約書への対応を行った。
今回は、契約書に潜むリスクを短い時間で洗い出す「自動レビュー」機能でも英文契約書に対応した。
自動レビュー機能詳細
LegalForceの「自動レビュー」機能では、契約書のファイルを「LegalForce」上にアップロードし、契約書類型と自社の立場を指定すると、契約書に潜むリスク条項や条項の抜け漏れを瞬時に検出し、指摘コメントと修正文例を表示。
英文契約書のレビュー結果については、指摘コメントは「日本語」で、修正文例は「英語」で表示される。
今回自動レビューが可能になった英文契約書は、イングランドおよびウェールズ法に準拠する英文秘密保持契約書(NDA)である。
当面はLegalForceのユーザーを対象にベータ版として無償提供を行い、ユーザーからの意見に基づき精度向上や準拠法、類型の拡張を図っていくという。
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