スター・マイカ株式会社およびスター・マイカ・レジデンス株式会社は12月13日、中古・リノベーションマンションの流通加速を目指して、株式会社ツクルバと業務提携したことを発表した。
イメージ画像/AdobeStock多様化するライフスタイル・消費者ニーズ
2016年以降、首都圏を中心に中古マンションの成約戸数が、新築マンション供給戸数を上回り、中古マンション市場は拡大傾向となっている。
ライフスタイルの多様化により、「自分らしい暮らし」を大切にする人々の増加で、リノベーションマンションのニーズが高まっているという。
同社によると、ニーズの高まりにともない、リノベーション済みの物件や販売事業者が増加している一方、消費者のニーズと合わないデザインの物件も多く、ミスマッチが起きている現状がある。
今回の提携により、両社は「内装工事前物件+リノベーション」という新しい販売の仕組みを提供する。
好みのデザインを選択してリノベーション
ツクルバが運営する中古・リノベーション住宅の流通プラットフォーム「cowcamo」は、累計6500件以上の物件を取り扱い、12万人以上のユーザーが登録している。
提携では「cowcamo」ユーザーの市場データを活用し、スター・マイカグループが消費者のニーズに合わせたデザインパターンを開発する。
スター・マイカグループは年間1500戸の中古マンションを取得しており、購入検討者はリノベーション前に、複数パターンのなかからデザインを選択できるようになる。
デザインの選択時には、VR技術を活用した販売方法を用いて、工事着工前に具体的なイメージを持てるようサポートも行う。
両社は新規顧客の開拓を進め、2020年11月期には年間で約30~40戸の販売を目指すとしている。
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