昆虫食の魅力を探究するチーム「ANTCICADA(アントシカダ)」が、コオロギを発酵させた「コオロギ醤油」を商品開発した。
「コオロギ醤油」の製造を実現したのは、創業91年、愛知県豊田市の蔵元「桝塚味噌」だ。
コオロギに麹菌を生やした「コオロギ麹」の開発も成功させている。
コオロギの豊富なタンパク質を活かした調味料を
コオロギ醤油は、こだわりの国産コオロギを米麹を使って発酵させた昆虫発酵調味料である。
コオロギの豊富なタンパク質を米麹が持つ酵素で分解し、旨味のあるグルタミン酸などを引き出した。
さまざまな試作と開発を経て、老舗蔵元「桝塚味噌」により商品化が実現した。
コオロギ醤油の特徴 旨味とコオロギ由来の香り
「コオロギ醤油」に使用するコオロギは、コクや香ばしさをしっかりと持つ国産のフタホシコオロギ。
下処理を施したコオロギに、桝塚味噌が造る愛知県産米を使った米麹と食塩水を合わせ、蔵の木桶の中で約半年かけて発酵・熟成させる。
最後に諸味を圧搾し、抽出された液体を火入れすればコオロギ醤油の完成だ。
「コオロギ醤油」は旨味とコオロギ由来の香りを持ちながらもクセは少なく、さまざまな料理に使える。
なお、「コオロギ醤油」のほか、コオロギ自体に麹菌を生やした「コオロギ麹」の開発に成功するなど、研究開発を引き続き進めている。
コオロギ醤油の概要
●商品名:コオロギ醤油
●商品内容:100ml
●使用素材:フタホシコオロギ、米麹、食塩、水
「コオロギ醤油」は、以下のクラウドファンディングページにて購入できる。
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