東京商工リサーチは12月9日、「全国女性社長」調査の結果を発表した。
2018年の女性社長は全国で45万4961人と、前年より10.4%増加。2014年と比べると5年間で1.5倍に増えたという。
出典元:東京商工リサーチ約5割がサービス業、上場企業では1%
産業別にみると、女性社長数が最も多いのはサービス業他(21万426人)。
飲食業や医療・福祉、美容関連など、小資本でも起業可能で資格を生かした業種が多いという。
企業数と女性社長数を比べた「女性社長率」が最も高いのは不動産業(22.8%)だった。
上場企業の女性社長(代表執行役含む)は前年より2社増え41社となったが、上場企業全体に占める女性社長の割合は全体の1.0%に留まっている。
女性社長率が最も高いのは沖縄
都道府県別にみると、女性社長数が最も多いのは東京都。次いで、大阪府、神奈川県、愛知県、福岡県の順となっている。
「女性社長率」の全国平均は13.4%。沖縄県で最も高く、東京都、大分県、福岡県、大阪府が続く。
サービス業他が好調な沖縄県や大都市、人口が増加した地域で女性社長率が高い傾向が見られた。
出典元:東京商工リサーチ出身大学は「日本大学」がトップ
女性社長の出身大学は、日本大学が9年連続でトップ(414人)。
次いで、東京女子医科大学(317人)、慶応義塾大学(311人)、早稲田大学(249人)、青山学院大学(210人)となっている。
国公立大学では、東京大学が9位(138人)と、国立大学として初のベストテン入りを果たした。
イメージ画像/Adobe Stock同社は、女性社長の増加について、政府の起業支援と事業継承が主な要因のようだと分析している。
他の詳しい調査結果は、同社ホームページにて見ることができる。
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