一般社団法人 未来教育推進機構(UMEDAI)は、各官公庁の求人情報をまとめた公務員採用情報ポータル「ハムなび」を公開した。
官公庁が抱える多様な力を持った人材を集めたいという採用の課題を「広報」の観点から支援し、公務員を目指す学生にとっても「情報収集がしにくい」という現状を打開していくことが目的だ。
各官公庁の採用情報が集約された公務員採用情報ポータルサイト
「ハムなび」の特徴は、これまで個別に点在していた各官公庁の採用情報を1カ所に集約していること。これによって、効率的な情報収集を可能とした。
検索エンジンの搭載で「地域」や「職業」といったさまざまな切り口から、自分に合う条件の官公庁を自由に検索。
「職場の雰囲気」や「仕事の楽しさ」が伝わるよう、各官公庁における現場の先輩や採用担当者からのメッセージといったリアルな情報も掲載しており、働きたい職場のイメージが沸くような工夫を散りばめている。
インターンシップ情報や試験概要といった採用に役立つ情報もわかりやすく掲載。
掲載を希望する各官公庁は無料で利用することができ、写真のみならず動画も複数アップロード可能だ。
採用担当者自身が採用情報をタイムリーに更新していけることが大きなメリットであり、各官公庁独自の魅力を存分にPRできる仕様となっている。
働くイメージが湧きにくい公務員
就職活動をはじめる学生にとっては、公務員か、それとも民間の一般企業のどちらを目指すのかという選択は、非常に大きな決断だろう。そのうえで多くの就活生は一般企業を選ぶわけだが、地方出身者や国立大生を中心に、公務員を志望する学生もまだまだたくさん存在する。
しかし、彼らが就活で得られる職場情報はあまりにも少なく、これまでは安定しているが働くイメージがしにくい職業という印象があった。
また、採用する側の各官公庁も、現在はより優秀で多様な力を持った人材を獲得するため、人物重視の採用制度の導入や従来の試験制度を変更するといった、抜本的な改革を推進。
これらの改革が進む中で、さらに仕事内容や職場の雰囲気・求める人材といった各官公庁について理解を深める場があれば、多様な人材を招き入れ、採用活動の間口を広げる手段につながるとUMEDAIは考えている。
「ハムなび」は、こうした就活生および各官公庁における現状のソリューションになるサービスであり、スタートから約1カ月が立った現時点で50の官公庁から掲載の希望があり、準備を進める段階だ
今後は採用情報数の拡大とともに、官公庁のインターンシップに実際に参加した体験を学生目線で記事にする「インターンレポート」など、採用活動に役立つさまざまなwebコンテンツも登場予定。
公務員を目指す学生にとって、心強いサイトになりそうだ。
ハムなび
UMEDAI公務員の魅力・採用情報ポータル
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