エンジニア人財サービスを提供するVSNは12月11日、ITエンジニアを対象に実施した「今後、求められる能力や自分の仕事の将来に関する意識調査」の結果を発表した。
約6割が技術的スキルだけでは生き残れないという危機感を持っており、他に高めるべき能力として「コンサルティング力」が必要だと考えていることが分かったという。
イメージ画像/Adobe Stock約6割「技術スキルだけでは生き残れない」
全国の20~50代の正社員エンジニアを対象にネット調査を実施し、1012人から回答を得た。
「今後、エンジニアは技術的スキルだけで生き残れると思うか」という質問に、55.9%が「いいえ」と回答。
生き残れないと思うと答えた人に、「今後、技術的スキル以外にどのような能力を高めるべきか」と聞いたところ、最も多かったのは、自ら課題を見つけ解決策を提案できるコンサルティング力だった。
AIの脅威を感じているのは4割以下
「自分の仕事が、将来的にはAIに代替されると脅威を感じているか」という質問に「はい」と答えたのは36.3%。
多数のエンジニアは、AIの進展が自分の仕事に影響するとは考えていないことが分かった。
ビジョン1位は「他領域のエンジニア職」
調査からは、70.3%が自身のキャリアの方向性について考えていることも明らかになった。
新しい技術の台頭やテクノロジーの進展スピードが速く、常に専門性を高める必要性がある職種だけに、自身のキャリアに高い関心を持つ傾向があるようだ。
キャリアパスを考えていると答えた人に、どのようなキャリアビジョンを持っているか聞いたところ、最も多かったのは「現在のスキルを活かして、他領域のエンジニア職に転職したい」という回答だった。
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