米洋服レンタルサービス「Rent The Runway」では、Wホテルと提携して、ホテルのクローゼットに直接衣服を運び入れるサービスを始めた。
レンタルした服がホテルの部屋に
CNN BUSINESSが伝えるところによると、「クローゼット・コンシェルジュ」と銘打った同サービスは、69ドル(約7500円)で4つのアイテムがレンタル可能だという。
コロラド州アスペンに続き、マイアミ、ロサンゼルス、ワシントンの4都市のホテルで利用できるようになる。
イメージ画像:AdobeStockゲストがWホテルの部屋を予約すると、ホテル側から確認メールが届くと共に、Rent The Runwayのサイトにリンクするプロモーションコードが送られてくる。
チェックインの24時間前までにレンタルする服を選んでおくと、到着時にはクローゼットに旅先で着る服が揃っているというわけだ。
ちなみに、日本でも2018年に女性向け月額ファッションレンタルの「エアークローゼット」と「ANA」が、期間限定で同様のサービスを実施している。
現地の気候に合った服をコーディネート
利用するホテルの場所柄や気候に応じた服やアクセサリーを、同社スタイリングのエキスパートがコーディネートしてくれるという。
もちろん、ゲストがサイト上から自分の好きな服を選ぶことも可能だ。
同社からホテルに送られた服は、ホテルのスタッフが1着ずつクローゼットに吊るしておいてくれて、すぐに着用可能な状態に。
返却はチェックアウト時にフロントに返せばOKだ。
手ぶらで旅に出るのが夢
今年9月に、作業が追い付かずオーダーに対応しきれないといった問題を起こし、一時的に新規の顧客の受け入れを停止していた同社。今回のホテルとの提携を機に起死回生を狙う。
レンタル可能な衣服としてスキー用品やスポーツ用品を加えるなど、新サービスを展開しているという。
「手ぶらで旅に出ることは私自身の夢でもあった」と語る、Rent The Runway共同創立者のジェニファー・ハイマンCEOは、今回の提携事業を「当然の流れ」と述べている。
ホテル側にとってもリスクの少ない提携であり、宿泊客の利便性を向上させることができる。
ハイマン女史によると、前述の4都市に限らず、今後は全国規模で同サービスを展開していく可能性もあるという。
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