大阪市のNPO法人生態会は2020年1月から、関西の起業における最新情報を紹介する「関西スタートアップレポート」の提供を開始する。
関西におけるスタートアップ事情
生態会は2018年11月の設立以降、関西における情報の不足や、起業後の事業を加速させる「起業エコシステム」の不足などといった課題解決に向け、各支援機関やボランティアなどと連携し起業相談などを行っている。
同団体によれば、関西で生まれたスタートアップは、少人数体制の初期段階で、情報を求めて上京しがちだという。
しかし関西でも、スタートアップ企業と早期段階で関わりたいとする金融機関や投資家などが増えてきているそうだ。
イメージ画像/Adobe Stock起業エコシステムの活性化へ
「関西スタートアップレポート」では、起業家の卵や立ち上がったばかりのスタートアップなどを取材し、関西におけるスタートアップの全体像が分かるレポートを提供する。3カ月に1回、発刊予定。
具体的には、関西のスタートアップに関する最近の話題や、大型資金調達状況、上場した会社、新規にできたファンドなどを紹介。スタートアップ取材のほかにも、今後3ヵ月の大学・支援機関等でのイベントリストなども掲載予定だ。
同法人はこのレポートを通じ、スタートアップと支援機関・企業との懸け橋となり、関西における起業エコシステムの活性化を目指す。
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