予防医学を提唱するアンファーは5日、47都道府県の計4700人を対象とした「睡眠についての調査」結果を発表した。
睡眠と年収に着目して調査したところ、年収1000万円以上の人々の睡眠に関する行動と意識に特徴が見られたという。
イメージ画像/Adobe Stock半数が「寝床でスマホしない」
寝床でスマホを操作するかという問いに、年収1000万円以上の約半数が「操作しない」と回答。年収1000万円未満は37.3%だった。
1週間に3回以上寝床でスマホを操作する人の割合は、年収1000万円未満は44.8%なのに対し、1000万円以上は27.4%だった。
年収1000万円以上稼ぐ人は、寝床でのスマホ操作を控えている傾向が読み取れる。
早寝・早起きを心がけている
早寝・早起きを心がけているかという問いには、年収1000万円以上の8割超が「行っている・心がけている」と回答。
年収1000万未満の人で「行っている・心がけている」と答えた人は約7割だった。
また、年収1000万円以上の人は年収1000万円未満の人よりも、寝具にお金をかけている・かけたいと思っていることも判明した。
同社はこれらの結果を受けて、年収1000万円以上の人は、貴重な睡眠時間を質の良いものにするために様々な点で心がけ、日頃のパフォーマンス向上に努めている傾向があると分析している。
睡眠は生命活動の基盤
「スタンフォード式最高の睡眠」の著者であるスタンフォード大学医学部精神科の西野精治教授は発表で、今回の調査結果は非常に興味深いとコメント。
エグゼクティブやトップアスリートは自身の身体のコンディションの整え方をよく把握しおてり、睡眠の質をどう高めるかもよく考えているので、よい睡眠のための条件についても気づきが多いのだそう。
睡眠は全ての生命活動の基盤で、良い睡眠を取らないと充実した日々を送ることができないとして、今からでも遅くないので良質な睡眠にこだわるよう呼び掛けている。
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