チャイが人気のインドのカフェチェーン「Chaayos」。
11月、ニューデリーの店舗を訪れた客の1人が会計の際に感じた驚きと戸惑いが、複数の海外メディアで取り上げられるなど話題となった。
会計で顔認証を使用
それは、同店が会計の際に顔認識システムを利用していた点である。
イメージ画像:AdobeStockインターネット活動家であり、インドのメディアウォッチドッグ「MediaNama」の創設者でもあるNikhil Pahwa氏は、このとき感じた戸惑いをTwitterに投稿。
併せて、同店舗の会計の様子をYouTubeで公開した。
カフェでなぜ顔認証?
「何もしていないのに勝手にスキャンが始まりました」と、同氏はCNN BUSINESSの取材に対し答えている。
店員に「やめて欲しい」とお願いすると、電話番号を入力する画面に切り替えてくれたそうだが、彼はそこでも入力するのを断ったという。
Chaayosのようなカフェチェーンが、このようなデータを所有していることが疑問だという同氏。
Twitterでも、利用規約が表示されていないこと、拒否の意志表示ができない点、カフェ側がくだんのデータをどのように扱うのか不明といった不安材料をあげている。
このカフェの顔認証システムに対する戸惑いの声は、同氏だけにとどまらず、SNSで不安の声が複数あがっている。
「お客様の待ち時間を減らすため」とカフェチェーン
これに対しChaayos側は、「顔認識システムを導入したのは、お客様にお待ちいただく時間を減らすため」と説明。
現在はまだお試し期間である点を強調している。
「顧客のデータセキュリティーには万全を期しており、データは暗号化し第三者と共有することはない上、顔認証は拒否することもできる」という。
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