位置情報データ活用プラットフォーム「Location AI Platform」を開発、提供するクロスロケーションズ株式会社。
同社は2日、消費者グループ毎の移動情報を解析し得られた、行動特性のデータ提供を開始したと発表した。
これによりネットと実店舗の垣根をなくしたマーケティング活動を支援できるという。
サービスの概要
同社では、TISインテックグループの株式会社TISが提供する、TIS Marketing Canvas 「データ統合・利活用プラットフォーム」とソリューション連携を開始。
人々の消費行動が多様化する昨今、効果の高い販売促進活動ために、消費者の人口統計学的属性であるデモグラフィック情報だけでなく、実世界における消費傾向や行動傾向を深掘りし、顧客の潜在的なニーズやライフスタイルを理解し、最適な情報提供を行うことが求められる。
「Location AI Platform」は、位置情報ビッグデータをAIで解析し、行動データに基づく商圏分析や適切な広告配信を実現するプラットフォームである。
これが今回、各企業の持つ顧客データベースやCRMとの連携が可能となった。
これにより各企業の顧客グループ毎に、「Location AI Platform」が行動傾向を解析し、行動特性データの提供ができるようになる。
顧客ニーズに沿ったマーケティングが可能に
会員情報データベースやCRMと連携させることで、様々な切り口からセグメントを作成し、セグメント単位で「Location AI Platform」での行動特性解析が実行される。
解析の結果得られた行動傾向を、心理学的属性であるサイコグラフィックスとしてBIツールやCRMシステムに反映。
初の取り組みとして、「データ統合・利活用プラットフォーム」と組み合わせ、マーケティング施策の高度化を推進する新サービスを提供する。
ECサイトユーザーを消費傾向毎にグループに分け、「Location AI Platform」で行動特性解析の実行、オフライン情報とオフラインの行動傾向を融合した分析が可能に。
例えば、「トートバッグ購入者群は、ゴルフなどのアウトドア活動が多いなど」といった分析ができるようになり、より顧客ニーズに沿ったマーケティング活動が期待できるという。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう